大阪の都市部に大きな被害をもたらした、2018年に発生した台風21号を覚えてますか?
大阪府下では最大瞬間風速は約60m/s
被害は関西空港の橋桁崩壊に滑走路水没などを始め、都市部でも屋根が吹き飛んだり、車やトラックがひっくり返ったり、看板や信号機が破壊され至る所で停電断水もしました。
ここ数年は強烈な台風の上陸によって被害が大きくなることも増えています。
台風は地震とは違いある程度の予測が可能な災害です。
都会のマンションにお住みであっても停電や断水によって避難や数日間の生活に支障が起こり得ます。
万が一に備え今一度、台風対策を済ませておきましょう。
台風が来る前に確認しておくこと
一人暮らしをされている方で、引越ししてきたばかりの人は特にですが、地震や台風の災害が起きた時の対処を考えてあると言う方はどれほどおられるでしょうか?
マンションやアパートが台風で倒壊する事はなかなかありませんが、大阪の台風21号の時、私の部屋はずっと地震が起きているのかと思えるほど揺れ続けました。
マンションの8階にも関わらず窓が割れ、ベランダの非常扉も割れてどこかへ飛んで行き、隣の部屋と行き来出来る様になりました…
窓は飛来物が当たって割れたのだと思います。
もともと台風の上陸が少ない大阪で、この様な事態が起こるなど予想もしていなかったので大変驚いたことを記憶しています。
台風による被害の特徴を知る
ご自身が住まれている場所がどのような立地に建っているのかを把握していますか?
住んでいる場所の地形によって発生する被害の傾向が異なるので、災害への対策を考えやすいのです。
低地
河川や海岸付近では増水や氾濫、津波や高潮、高波などの水害の危険性があります。
河川の氾濫は台風でなくとも集中豪雨などで日頃から注意が必要です。
台地、丘陵
土砂災害の危険箇所がある場合、大雨や台風の時には土砂崩れなどに注意が必要です。
土砂災害危険箇所は各都道府県等自治体のホームページに掲載されていますので確認しておきましょう。
避難場所・経路の確認
台風では暴風により電線が切れたり、停電によって断水されたりする事で自宅での生活が危ぶまれる場合もあります。
県や市のハザードマップ、防災マップを入手し、土砂災害危険箇所を把握すると共に、緊急時の避難場所や避難経路を確認しておきましょう。
台風が来る前に準備しておくもの
先ほども申しましたが、台風は地震とは違い事前に予測できる災害です。
進路がそれたり、勢力が予報より弱まる場合もありますが何か起こってからでは間に合いません。
出来る限りの準備をしておきましょう。
物資の準備
災害時は普段と比べて物資の購入は非常に難しくなると思ってください。
災害が起こってからコンビニやスーパーで食料、飲料を調達しようと思ってもなかなか手に入らないでしょう。
考える事は皆同じです。
新型コロナ感染症状の事もあり、避難所に避難せずに自宅にいることを選ぶ方もおられるでしょう。
その場合は食料、飲料水を最低でも3日分の備蓄は必要です。
停電対策
大雨でさえも送電線が切れて停電になる事が起こりえます。
電線が道に埋め込まれてい日本では、非常に強い台風が上陸すると停電は、ほぼ免れません。
万が一の停電に備えて準備しておく事とはどんな事でしょうか。
懐中電灯、携帯ラジオ、乾電池の確保
これらの物を全部ひとつの袋などにまとめて、非常時にはすぐ使えるように分かりやすい所に準備しておくと良いでしょう。
停電は1週間以上と長引く場合もあります。
夏場ですとエアコンも扇風機も使えず、熱中症の危険性も出てきます。
電池で動くハンディファンなども有効ですので、乾電池は多めに準備しておきましょう。
携帯ラジオはスマホがあるから大丈夫と思われるでしょうが、非常時のスマホのバッテリーはとても重要です。
無駄にバッテリーを使わぬよう、情報は携帯ラジオから得る事がおすすめです。
同じ事は懐中電灯にも言えますね。
携帯電話の充電
携帯電話やスマートフォンは、充電を十分にしておきましょう。
モバイルバッテリーやポータブル電源もフル充電しておきましょう。
非常電源があり営業しているコンビニでは、イートインコーナーなどでスマホの充電をしている子供達がたくさんいたのも覚えています。
大人はさすがにいませんでしたが、最悪の事態であれば利用させてもらうのもアリ。
断水対策
台風による水道管の損傷や、停電による浄水処理場やマンションの送水ポンプの停止で断水になる事もあります。
食料、飲料水の確保
停電時にはなるべく調理をせずに食べられるものを準備しましょう。
カセットコンロがあればお湯を沸かす事ができるので、カップ麺やレトルト食品なども。
断水により水が出ない場合に備えて、ペットボトルの水などを準備しておくと良いでしょう。
水を入れたペットボトルを何本か凍らせておく
停電になった時に、冷蔵庫の食材を数時間程度守ることができます。
もちろん解けてしまった後は飲料用として利用できます。
お風呂に水をためておく
浴槽にたっぷり水を入れておけば、水洗トイレが使えないときに利用できるので、生活用水として念のため確保しておきましょう。
建物の準備
一人暮らしの方はマンションやアパートに住んでいる人がほとんとでしょう。
一般的なマンションには雨戸が付いていない方が大方です。
雨戸が付いていれば台風の時に窓が割れる心配はほとんどありません。
サッシの窓は少々の風圧で割れることはありませんが、物が飛んできて当たれば割れてしまうことがあります。
雨戸がない場合は、もしガラスが割れた場合の事を考え、カーテンは閉めておきます。
窓に飛散防止用のフィルムを貼ることや、ガムテープや養生テープで縦横斜め(米)に貼りガラスの飛散を防止します。
テープを貼っても割れる時は割れます。
ワイヤー入りのガラス窓でも割れます。
あくまでも割れた後の飛散防止にテープを貼るだけなので、割れるのを防ぐためには段ボール箱を裏表両面に貼ってからテープで止めるとよいでしょう。
ガムテープは、後からはがす時にキレイにはがれないので養生テープがオススメです。
マンションの場合はベランダやバルコニーに置いてあるものも飛ばないように部屋に入れましょう。
植木鉢、プランター、物干し竿 物干し台など、風が強い時はいとも簡単に飛んでいきます。
ベランダにある排水溝の落ち葉やゴミを取り除いておかないと、ベランダにプールができてしまいますよ。
その水が階下に漏れたり、部屋に入ると後々大変な請求が来ます。
車を持っている方は低い場所から移動し水没から守りましょう。
できればガソリンを満タンにしたり荷物を載せておき、強風で飛ばされてしまわぬよう重量を上げておきましょう。
ガソリンを満タンにしておく事で、停電時にはエアコンをつけて涼む事も、携帯やスマホの充電も可能ですね。
ポータブル電源や車載充電器を購入しておけば、家庭用のコンセントも使えます。
自転車も勝手に走ったり飛んでいくことがあります。
とにかく飛んでいきそうなものはすべて部屋の中にしまいましましょう。
飛んで行って通行人や近隣の家に被害を出してしまうと、場合によっては損害賠償をしなければなりません。
さいごに
台風はある程度進路を予測できるので、事前に対策する事が可能です。
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